キャッシュTTL

キャッシュTTL(有効期間)は、使用されずにキャッシュされたプロンプトプレフィックスが存続できる時間で、期限が切れると次のリクエストで再処理・再キャッシュが必要になります。

Anthropic の API ではデフォルトの有効期間は5分で、1時間の有効期間は書き込みコストが基本入力価格の2倍となり(2026年9月時点)1.25倍より高くなります。タイマーは固定の期限ではなく、プレフィックスを読み取るリクエストごとに追加費用なしでリフレッシュされるため、ウィンドウ内でリクエストが続く限りキャッシュは温まったままです。時計はリクエスト開始時に始まり、レスポンス終了時ではないため、長い回答はウィンドウの一部を消費します。

有効期間の選択は、作業の中断時間への賭けです。1時間キャッシュは作業が止まり再開する際に効果があり、20分の休止後の最初のリクエストはプレフィックスを再構築せずに読み取ります。5分を超えるアイドルがない作業の連続では、書き込みコストが上がるだけです。

コーディングエージェントは通常設定を自動で選択します。2026年9月時点で Claude Code は、プランに含まれる使用量の Claude サブスクリプションではメイン会話に1時間の有効期間を、APIキーやクラウドプロバイダー、使用クレジットでは5分を要求し、サブエージェントはデフォルトで5分です。promptCacheTtl 設定でメイン会話の有効期間を上書きできます。

有効期間がどうであれ、期限切れ後の最初のメッセージはキャッシュが無く全コンテキストを再処理するため高コストです。読み取りが入力価格の10分の1、書き込みが1.25倍以上であるため、大規模コンテキストを一度再構築するコストはキャッシュから10回読むコストを上回ります。

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